髭剃りは男性にとって身だしなみの一つであり、毎日髭剃りをするという男性も多いと思います。清潔感を出すために髭剃りは必要ですが、髭剃りは肌に大きな負担をかけてしまいます。
髭剃りが原因で肌荒れなどの肌トラブルが起こってしまうこともあります。
今回の記事では、「髭剃りに肌トラブルが起こってしまうメカニズムと対処法」「肌荒れしない髭剃りのやり方」について紹介していきます。
なぜ髭剃りで肌が荒れてしまうのか?
髭剃りをすることで肌が荒れてしまう原因は、髭を剃る際に髭と一緒に肌の角質層を削ってしまい、損傷させてしまうからです。
角質層は肌から水分が蒸発するのを防ぎ、雑菌などの侵入を防ぐ役割を持っているので角質層が損傷されると肌は乾燥し、雑菌によってニキビやデキモノなどが発生してしまいます。
肌荒れをしない髭剃りのやり方
髭剃りをすると少なからず肌へダメージを与えることになりますが、間違った髭剃りのやり方は肌荒れの可能性を高めます。
間違った髭剃りのやり方を下にまとめますと
- シェービング材を使用していない
- 適していないタイミングで髭剃りをする
- カミソリの刃を交換せず、同じ刃を長い期間使用している
- 1枚刃のカミソリを使用している
これらの髭剃りによってなぜ肌トラブルが起こってしまうのかを詳しく紹介していきます。
シェービング材を使用していない
個人差はありますが、シェービング材を使用せずに乾いた肌での髭というのは同じ太さの銅銭と同程度の硬さと強さがあるといわれております。髭が硬いと剃りにくく、カミソリ負けを起こしやすくなってしまいます。
シェービングを使用していないと肌は乾燥している状態なので、髭剃りをしたときに角質層の剥がれと損傷の可能性が高くなります。角質層の剥がれや損傷によって細菌が入りやすくなってしまうので髭剃りをしたところから炎症を起こしてしまうこともあります。
対策としては、髭を剃る前に肌と髭を柔らかくすることです。水やお湯などで水分を与えることによって髭を柔らかくすることもできますし、肌は水分を与えることによって刺激に強くなるので髭剃りによる損傷を抑えることができます。肌と髭に水分を与えることができたら、シェービング材を使用することでさらに滑らかに髭剃りができ、肌への負担を減らすことができます。
適していないタイミングで髭剃りをする
朝起きた直後としばらくした後では肌の状態は変化します。睡眠中の肌は、皮膚が体液で膨張しているので皮膚の張りが日中の時と変わっています。皮膚が張っているので髭剃りによっての肌への負担が大きくなるので、朝起きてすぐの髭剃りはやめて起きてから15分ほどたった後に髭剃りを行いましょう。
また夜の髭剃りにも注意が必要です。夜になると日中の疲れによって肌が弱ってしまうことがあるので、髭剃りによって肌を傷つけてしまいやすくなってしまいます。夜に髭そりをする方は、髭剃り後に「アフターシェーブローション」などで肌の手入れを行いましょう。
カミソリの刃を交換せず、同じ刃を長い期間使用している
カミソリの刃を長い期間交換していないとカミソリの切れ味は低下していきます。カミソリの切れ味が低下していると一度に剃りきることができず、何度も肌の上を往復させなければなりません。カミソリの刃によって肌に傷をつけてしまうので、肌荒れなどの肌トラブルにつながります。
カミソリの刃を交換していないのがいけない理由は切れ味だけではありません。
同じ刃を使用し続けていると刃が錆びたり、刃に雑菌がついたりしてしまいます。そのカミソリを使用してしまうと毛穴に雑菌が入り込んでしまい、毛嚢炎などになってしまいます。
1枚刃のカミソリを使用している
1枚刃のカミソリは値段が安いというメリットがあります。しかし1枚刃のカミソリは髭剃りの際に1か所に圧力が集中してしまい、角質層が削られやすくなってしまいます。また肌の凹凸に合わせてうまく剃ることが難しいため、力の加減を間違えてしまい肌を傷つけやすくなってしまいます。
安いからという理由で1枚刃のカミソリはお勧めできないので、複数の刃がついたカミソリを使用することをお勧めします。
まとめ
髭剃り後の際に肌が荒れてしまう原因は角質層にキズをつけてしまい、そこから雑菌がはいって炎症等を引き起こしてしまうからです。
そうならない為には正しい髭剃りをする必要があります。
- 髭を剃るときにはシェービング材を使用する
- 寝起きの髭剃りは避ける
- 定期的にカミソリの刃を交換する
- 1枚刃のカミソリは使用しない
髭剃りは多い人ですと毎日する場合もあるため、正しい方法で行い、肌を痛めないように実施してください。
コメント