「汗をかいていないのに肌がテカっている」「冬の乾燥している時期のはずなのに、脂っぽい」
オイリー肌になるとこのような悩みを持ってしまいます。
実際オイリー肌になると肌が脂っぽくて清潔ではないという悪印象を持たれますし、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルが発生しやすくなりさらに悪印象を持たれてしまいます。
オイリー肌は正しいスキンケアによって良化させることができます。この記事では、オイリー肌になってしまう間違ったスキンケアと正しいスキンケアを紹介していきます。
皮脂って必要なの? 皮脂の役割
「皮脂が多く分泌されている=オイリー肌」ということになりますので、皮脂があることが悪いことと思われがちです。
皮脂は毛穴の奥にある皮脂線からつくられます。そして、この皮脂と汗腺から分泌される汗が混ざることで肌表面に膜が生成されます。この膜は、肌を守るバリアの役割を持っています。
皮脂が分泌されることで
- 肌の角質層や毛穴からの水分蒸発を防いでくれる
- 肌を滑らかにすることで摩擦を軽減させ、肌の損傷を防ぐ
- 肌についた、害のある物質を体外に排出する
- 肌を弱酸性に保ち、細菌を肌に侵入させない
皮脂が分泌されなかったら、肌は潤いを保つことができません。さらに潤いがないことで細菌などが体内に侵入しやすくなったり、外傷が起こりやすいなど様々な問題が発生してしまうのです。
間違っているスキンケア
ここからは本記事のメインであるオイリー肌になってしまうスキンケアと対策方法について紹介していきます。間違ったスキンケアは肌にダメージを与えてしまうので正しいスキンケアをすることが重要になってきます。
皮脂を除去しすぎてしまっている
オイリー肌になってしまう間違ったスキンケアで多いのが、皮脂を除去しすぎてしまうことです。
先ほど述べましたが、そもそも皮脂は肌の健康を維持するためには必要不可欠なものです。つまり皮脂を除去しすぎてしまうと体は肌を守るため、バリアの役割を持つ皮脂をどんどん分泌していきます。皮脂を除去しすぎてしまうことで逆に皮脂が多く分泌されてしまい、オイリー肌に近づいてしまいます。
まずは皮脂を除去しすぎないようにするため、毎日の洗顔の回数を見直しましょう。皮脂を取り除かなかったら確実にオイリー肌ですが、取り除きすぎてもオイリー肌になるので1日の洗顔は、朝と夜の2回を目安に洗顔を行っていきましょう。
洗顔のやり方に問題がある
洗顔のやり方が悪いとオイリー肌になる可能性は高くなります。よくやってしまいがちなのが洗顔の際にゴシゴシと強くこすってしまうことです。肌をゴシゴシと強くこすってしまうと肌がダメージを受け、バリア機能である皮脂を多く分泌してしまいます。
また洗顔料が自分の肌に合っていない可能性があります。洗浄力が高く、スクラブが入っていたりすると肌へのダメージも大きくなってしまいます。敏感肌だけどオイリー肌の方は、洗顔料を洗浄力の弱いマイルドなものにしてみてください。
洗顔料は肌に大きな負担をかけるので、洗い残しがあるとすぐに肌トラブルにつながります。洗い残しは絶対ないよう、すすぎは十分に実施してください。
洗顔の際にはすすぎのお湯の温度も重要です。温度が高すぎてしまうと毛穴が開いてしまい、肌の水分が蒸発しやすくなってしまいます。乾燥肌にもつながりますので、ぬるま湯ぐらいですすぐといいでしょう。
ピーリングのやりすぎ
毛穴汚れやニキビなどの肌トラブルに対してピーリングを使用する方もいるかと思われます。
美容皮膚科ではピーリングは様々な肌トラブルを改善させるために使用されています。つまりピーリングによって肌トラブルが改善されることは、医学的にも認められているということです。
ただ注意していただきたいのは「ピーリング=皮膚を破壊して新たな皮膚の再生を早める」ということです。ピーリングを使用するということは、1度皮膚を破壊することになるので使用しすぎると肌がどんどん破壊されてしまい、肌トラブルにつながってしまいます。
まとめ
オイリー肌を加速してしまうスキンケアをまとめますと
- 1日に何回もスキンケアをする
- 肌を強くこすったり、洗い残しがあるなど洗顔方法に問題がある
- ピーリングの頻度が多い
オイリー肌になってしまう原因でスキンケア方法が間違っているということはよくあります。オイリー肌に対しては体の内側から変えていくことも重要ですが、まずはすぐにでも実践できる正しいスキンケアから始めてみてください。
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