男性の肌はカサカサしているというよりも脂っぽくどちらかというと乾燥とは無縁そうと思われる方が多いかもしれません。
しかし、その脂も保湿不足による乾燥が原因の可能性があります。また髭剃りをした後に肌がヒリヒリする、白い粉が噴いてしまったりなどの肌トラブルも保湿により解決できます。
女性だけではなく男性にも保湿クリームは必要?
保湿が必要なのは女性だけではありません。男性の肌は皮脂が多く、脂っぽく見えるため乾燥しているようには見えませんが、肌水分量は女性の約50%程度と極端に低くなっています。
女性よりも肌水分量が低いことから男性にも保湿が必要となってきます。
髭剃りによってダメージを受けている
毎日の身だしなみとして髭剃りをしている方は多いと思います。髭剃りをすると髭だけではなく肌の角質層の一部までも剃ってしまいます。このとき肌には大きな負担がかかっており、放置してしまうと肌のトラブルの原因となってしまいます。
肌が脂っぽくなりテカテカしてしまう
男性の肌の悩みで多いのは肌が脂っぽくなってしまうことです。保湿クリームはベタベタしているので脂っぽさに拍車をかけるのではないか?と思われる方も多いかもしれませんが、そもそも肌が脂っぽくなるのは乾燥が原因となっている場合があります。
化粧水だけでは保湿しきれない
保湿クリームは肌の水分が蒸発しないように蓋をすることです。保湿が目的なら化粧水だけでもいいんじゃないの?と思う方もいるかもしれないですが、化粧水は肌に水分を与えるのが役割です。そのため、化粧水の後に何もしなかったら水分が蒸発していってしまうので、保湿クリームで蒸発しないように蓋をすることが必要になってきます。
保湿クリームを選ぶときのポイント
保湿クリームをはじめスキンケア用品はたくさんの種類があります。どれが自分に合うかは一度試してみないとわからないものですが、ここでは保湿クリームを選ぶポイントを紹介していきます。
保湿クリームと乳液の違い
保湿クリームと同じ目的で「乳液」というものがあります。保湿クリームと何が違うのかというと配合成分は同じですが、バランスが乳液と保湿クリームでは違うんです。
乳液と保湿クリームに配合されている潤いの成分は大きく分けると3つあります。
- エモリエント成分(油溶性の潤い成分)→肌の水分蒸発を防ぎ、皮膚を柔らかくする
- 保湿成分(水溶性の潤い成分)
- 水分
乳液と保湿クリームの配合バランスが違うところは
-
保湿成分の配合量:乳液 > 保湿クリーム
-
エモリエント成分:乳液 < 保湿クリーム
エモリエント成分が多い=油分量が多いので保湿クリームの方がしっとりとしています。肌が必要としている油分量より、エモリエント成分が少ないと肌は乾燥します。しかし逆に多くなってしまうとテカってしまいます。
肌質によってタイプを変える
保湿クリームには商品によってさまざまなタイプに分けられます。「ジェルタイプ」は水分量が多いためさらっとしており、脂っぽい肌質の方に向いています。ただ水分が多く、すぐに蒸発してしまうので乾燥肌の人にはあまり向いていないタイプです。
乾燥肌の人にはしっとりしている「クリームタイプ」か固めの「バームタイプ」がおすすめです。クリームタイプとバームタイプは、ジェルタイプと比較して油分が多いため長い時間の保湿効果があります。
体のどの部位に使用するかで選ぶ
保湿クリームは顔用、全身用と分けられています。
全身用は顔だけでなく体全体まですべてに使用することができるので、顔よりも使い勝手がいいのでスキンケアに関する時間を削減することができます。
全身用保湿クリームは商品によっては顔用よりも刺激が強いものがあり、肌質によってはひりついたり、赤みがかったりと肌トラブルにつながります。敏感肌の方は顔用として販売されている保湿クリームを購入するようにしましょう。
まとめ
男性の中には気づいていないだけで乾燥肌という方は多いです。乾燥肌や敏感肌は保湿クリームによって改善することがあります。自分の肌に合っている保湿クリームを見つけることができれば、使用するごとに肌のバリア機能を向上させてくれます。
自分に合った保湿クリームを手に入れたら、正しいタイミングで使い方を守って肌の保湿をしていきましょう。
肌のトラブルは乾燥から来ることが多いので保湿は確実に行いましょう。
コメント